修理速報
Switchの内部から異音が?風が出てこない、変な音が出ている
Switchのファンは消耗品です。ある程度使用していると回転が悪くなったり、動かなくなってしまう事もあります。
Switchのファンが壊れると、指で直接触っても回転しません。正常であれば指で触ると抵抗少なく回転します。
壊れて回転しないとなると内部で発生する熱、CPUやGPUと呼ばれる頭脳的部品があり50度ほどの高温になり、それを内部のアルミパネルが吸熱してファンがその熱と外へ排出します。排気口から生暖かい風がでているのが正常です。
当然ファンが壊れると排熱できずに内部の温度が上がり、数分も使用していると耐えきれずに熱暴走し電源が落ちたり、壊れてしまったりする原因になります。
さらにTV接続する時に使う「黒いドック」に差し込むと吸気口が狭くなり、本体背面からの放熱ができずにファンがフル回転し熱を下げようとします。
当然劣化が早まり、ドックによって排熱効率が下がり、プラスチックの本体が曲がる原因になります。
曲がったらどうなるの?
本体が湾曲すると、内部のマザーボード、
こういうのがあり、本体と一緒に湾曲していきます。
これが曲がるとボードに取り付けられたコンデンサーやチップ等が接着を保てずに剥がれたり、割れてしまったりする事があります。
それが原因でブルースクリーンや、起動しないといった状態になる事があります。
使い方の注意
基本的にドックに差し込むという事自体おすすめしません。黒いドックを改造し風通しをよくするか、扇風機など外的な道具で熱を逃がすようにする必要があります。またファンから異音がする場合は早めの交換をする事で本体の劣化を緩和する事ができます。
メンテナンスも重要
本体下の裏側に穴が無数に穴があるのはご存知かと思います、そこから外気を取り込み上の穴から熱を排出します。その為埃が溜まると風通しが悪くなります。定期的に埃を掃除し、内部にブロアー、エアダスターのような物で埃を追い出しましょう。それでも環境によっては埃が塊になって排気されない事もありますので当店での分解を検討して下さい。そして内部には「冷却グリス」が塗布されていますが、古くなると効果が下がりますので2年ほど経てば1度塗布し直す事も必要です。