修理速報
任天堂Switchが水没したとのご連絡が入り修理させていただきました。
一応電源が入っているようですが、ジョイコンの接続がうまくいかなったり、ボリュームが変動し誤動作をおこしていたそうです。内部をみてみると・・・
水がかなり入っていましたが、電源はなんとか無事な状態。一通りの処置を行ない、「タッチパネル」「充電」「ボリューム」「ソフトの認識」などのチェックを行ない問題なく動作が確認する事ができました。次にジョイコン向かって右に付いているほう(ABXY)のほうを分解チェックすると水が微量に入っており、本体との接合端子に腐食の気配・・・
掃除をし、スライドではめると「カシャ」と反応し無線も問題なし!こちらは交換の必要はない。
同じように向かって左のジョイコン(十字キー)の方ですが、水没の処置を行なっても接続ができず認識しません。ここでチェックするるのは以下になります。
①スライダーと呼ばれるジョイコンのレール
②レール(本体側のレール)
この2点のとちらか、もしくは両方の可能性となります。一本ずづ作業をおこないチェックしていきます。
結果は・・・腐食が関係しているのか、両方交換しなければなりませんでした。さらに・・・無線としての機能がつかえず・・・
ボタン関連は認識して問題はありませんでしたが、無線での接続に反応はあるものの接続がされないという事で「ボタン基板」をごっそり交換。
こうしてジョイコンの片方だけで3箇所の交換になり、金額もそれなりにかかる事もあったので当店では買替えも打診します。ところが、買替えず直したいという事でしたので「修理が成立」しお返しとなります。
Switchの場合や電子機器に関しては本体メイン基板が生きていれば個別に交換する事で再度使用できるようになりますが、水没していなくても機械は突然壊れる事もあります、データ等が入っている精密機器の場合はバックアップや引継ぎ連携等をしておく事が必要です。
今回は本体が水没しているにもかかわらず無事起動しているのでデータのバックアップが可能となります。